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![]() | ラーゼフォン - ヘミソフィア 作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:菅野よう子 唄:坂本真綾 ビクターエンタテインメント 2002-02-21 |
それでもいったいこの僕に
何が出来るっていうんだ
:: :: ::
教えて"強さ"の定義 自分 貫く事かな
それとも自分さえ捨ててまで守るべきもの守る事ですか
:: :: ::
遠い昔 何処から来たの 遠い未来に何処へ行くの
知らないまま投げ出され 気づく前に時は終わるの
始まりの荒野を独り もう歩き出しているらしい
僕は灰になるまで僕で在り続けたい
:: :: ::
僕は僕の事が知りたい
「ヘミソフィア」より抜粋
![]() | 西の善き魔女〈1〉旅立ちの巻 |
「強くなれるわ、きっと。めでたしめでたしの結末まで、きっとがんばっていけるわよ」フィリエル
◆第一部 『セラフィールドの少女』
偏屈な天文学者ディー博士から母の形見の首飾りを渡されたときフィリエルの世界は一変した。退屈で平和な日々は去り謀略のただ中に放り込まれたのだ。やがて、彼女は気づかされる。大切なものを守るのは、己の小さな手だけだということに―。物語の醍醐味が十二分に詰め込まれた極上のストーリーがここに始まる。
◆第二部 『秘密の花園』
ルーンを「蛇の杖」から護るため、伯爵と契約を交わしたフェリエルは修道院付属女学校に送りこまれた。だが、清楚な少女の園―と思われたこの地にこそグラール国の真実が隠されていたのだ。異分子としてはじき出され、孤立無援となった彼女は決断する。望みとは、闘い勝ち取るものであると。フェリエルの挑戦がはじまる。
![]() | 黒い兄弟〈下〉 リザ テツナー 酒寄 進一 あすなろ書房2002-09 |
アルフレドが過去話をしている最中は、あまりにも親戚関係が入り組んでてこんがらかりましたが、こんな人たちいるんだと唖然とするほど、初めて知った過去は悲惨なものでした。彼の父の弟夫婦がもう、なんだこの人たちは〜! 状態の人なんです。
アルフレドは本当にいいお兄さんなんだけど、ビアンカを置いてミラノに来なければならないと分かったときはやるせなかったでしょう。しかもその地で死んでしまい、もう二度と妹に会えないなんて思いもしなかったろう。
こういう子こそ、生き延びてほしいのに。ぼそりと呟いてしまいます。
上巻の感想に「ジョルジョは案外運がいい」なんて書いたけど、今回覆されまくりでした。
彼は前向きにがんばるのですが、おかみには嫌われるし、アンゼルモは卑怯者だし。頼みの親方も家族には甘いようで、彼の味方といったらアンジェレッタと先生、「黒い兄弟」の面々ぐらい。あ、「狼団」もいちおう。
でも最後、これまで信じてきたジョルジョが嘘を吐いたと勘違いした親方は、親方にまで信じてもらえずにミラノを発つ決意をしたジョルジョのことをどう思ったでしょう。
私はなんか切ないな、と感じました。別れの言葉もなしで、しかも自分の過ちに気づいたときにはもうジョルジョはミラノにいなかったんだから。
いつかこの二人が再開するなら、苦い思い出であることに変わりないけど、過去を語り合ってほしい。
それで、前に書いたとおり私は泣いてしまったわけですが、その原因には、アルフレドの死以外に狼団との和解が大きく関与しています。
ただでさえ和解するとは思っていなかったのに、彼らもちゃんとした人の子なのでしょう、アルフレドの死を悼んでくれて、葬式の列に参加してくれた。
そして感動したのは、葬式の前日、ジョルジョが袋叩きにあう寸前に約束した「明日ひとりで来るよ」という誓いをめぐって、彼は来るのか、もし来るなら「黒い兄弟」にはもう手を出さないようにしよう、だって彼らはもともといい奴らなんだから、などと議論しあって、最終的にはジョルジョが約束を守り登場したことにより完全に和解することです。
これぞヲトコ、と唸りました。なぜかそれも相乗して、死も痛くて、泣いてしまったというわけです。
これ読んだ後は妙にすっきりしましたし。
アンジェレッタは自分の死を受け入れているようで、アニタやビアンカの存在も知りながらジョルジョに逃げて、と言った。彼女の心は分からないけど、辛かっただろうな。
「ごらんなさい、たくさんの人がいるじゃない。それにアルフレドとわたしだって、いつもあなたのそばにいるわ」
アンジェレッタ
春になったら一緒にティチーノに帰ろう! つらい境遇にくじけることなく、まっすぐな心で支えあって生きる「黒い兄弟」たち。しかし、春の訪れを前に悲しい出来事が彼らを待っていた…。